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マクストフニュートンのコントラストはすばらしい [マクストフニュートン]

通常のニュートン式反射望遠鏡の変形のような形式になりますが、
「マクストフニュートン式」という反射望遠鏡があります。

通常のニュートン式反射望遠鏡の筒先はこうなっています。

7-1.jpg

筒先が開放で、ふさがっていません。
奥の方に光を反射して集める凹面鏡が見えています。

マクストフニュートン式の筒先はこうなっています。

7-2.jpg

7-3.jpg

筒先が内側に湾曲したレンズのようなものでふさがっています。

このレンズのようなもの(メニスカス補正板)が実はこの望遠鏡の味噌です。

決してほこり対策などではありません。

このガラス製の補正板が1枚付くことで、ニュートン式反射望遠鏡の性能がガラリと変わってしまうのです。

具体的にどう変わるのかは見え味の問題なので説明しずらいのですが、はっきりいえるのは次の2点でしょう。

・月や惑星を観た時のコントラストがあがること

・木星など惑星の表面の模様が濃く細かく見えるようになること

どちらも眼視用の望遠鏡にとっては大切な性能で、この変化によってマクストフニュートン式の望遠鏡は一味違う見え味を実現しています。

7-4.jpg

マクストフニュートン式が高性能な訳を書くと長くなるので別な機会にしますが、簡単に言えば、この形式にすることによって反射鏡の精度を画期的に上げることできるからということになるでしょうか。

低コストで高精度にできるのですから、見え方もクオリティーがあがるというわけです。

確かに初めてマクストフニュートン式を覗いた時は、それまで慣れてきたニュートン式とは明らかに違うヌケの良さに驚いたものです。


Celestron(セレストロン) C8-A (XLT) 天体望遠鏡 with StarBright XLT 91024-XLT

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