ALTER-8N 惑星観測向けのマクストフニュートン [マクストフニュートン]
これもロシア製のマクストフニュートン、ALTER-8N です。
フードから筒先のメニスカス補正板を覗いてみます。
焦点距離が長いタイプで、惑星専用といったところ。
フードの部分も含めた全長は1.6メートルもあります。
重量もありMN-61のように気軽に外に持ち出して振り回すという訳には行きません。
反射鏡の直径は8インチ=20.3センチメートルで、MN-61より二回りほど大きくなっています。
迷光防止用のフードも最初から十分なものが付いていて、お得意?の自作の出番はありませんんでした。
2段階調節の接眼部も最初から装備されています。
粗動の方、ちょっとスムーズさに欠けるところがあります。
鏡筒の内部には狭い輪のようなバッフルがたくさん。
これが映像のコントラストを上げてくれます。
ファインダーも高級感があります。
このALTER-8Nは、惑星観測に特化して設計されているようで、赤道儀という追尾装置に載せなければ使えません。
本当は観測ドームや観測小屋に据え付けられたしっかりした架台に載せられることを想定しているのでしょうが、そんなものは無いので、強度の高い移動式架台(赤道儀)に限界重量ぎりぎりの状態で載せています。
重いので架台に載せるのも一苦労です。
使いやすいとは言えないALTER-8Nですが、空気の状態の良いときの月や木星の姿を観ると、苦労も忘れてしまうほどです。
ただ、そのような条件の良い夜にはなかなか恵まれません。
高性能ゆえの悩みというのでしょうか。
ジェット気流の影響が少ないという沖縄の人たちがうらやましいです。
Celestron(セレストロン) C8-A (XLT) 天体望遠鏡 with StarBright XLT 91024-XLT
フードから筒先のメニスカス補正板を覗いてみます。
焦点距離が長いタイプで、惑星専用といったところ。
フードの部分も含めた全長は1.6メートルもあります。
重量もありMN-61のように気軽に外に持ち出して振り回すという訳には行きません。
反射鏡の直径は8インチ=20.3センチメートルで、MN-61より二回りほど大きくなっています。
迷光防止用のフードも最初から十分なものが付いていて、お得意?の自作の出番はありませんんでした。
2段階調節の接眼部も最初から装備されています。
粗動の方、ちょっとスムーズさに欠けるところがあります。
鏡筒の内部には狭い輪のようなバッフルがたくさん。
これが映像のコントラストを上げてくれます。
ファインダーも高級感があります。
このALTER-8Nは、惑星観測に特化して設計されているようで、赤道儀という追尾装置に載せなければ使えません。
本当は観測ドームや観測小屋に据え付けられたしっかりした架台に載せられることを想定しているのでしょうが、そんなものは無いので、強度の高い移動式架台(赤道儀)に限界重量ぎりぎりの状態で載せています。
重いので架台に載せるのも一苦労です。
使いやすいとは言えないALTER-8Nですが、空気の状態の良いときの月や木星の姿を観ると、苦労も忘れてしまうほどです。
ただ、そのような条件の良い夜にはなかなか恵まれません。
高性能ゆえの悩みというのでしょうか。
ジェット気流の影響が少ないという沖縄の人たちがうらやましいです。
Celestron(セレストロン) C8-A (XLT) 天体望遠鏡 with StarBright XLT 91024-XLT
タグ:反射望遠鏡 マクストフニュートン
2013-05-08 12:27
MN-61 15センチ径の手頃なマクストフニュートン [マクストフニュートン]
これは、MN-61 というロシア製のマクストフニュートンです。
大きさも手頃で重くなく、双眼装置を使うときに最も多く愛用しています。
反射鏡の大きさは6インチ、つまり15センチメートルありますから、月面を見るには十分です。
木星や土星を観るにはもうちょっと高倍率が欲しいなという感じですが、映像が美しいので十分に楽しめます。
天の川の密集した星々や散開星団などを散歩気分で辿るときは、このようにモーター追尾でなくフリーストップの架台に載せ、あちこちに振り回して楽しんでいます。
これは、余分な光を筒の中に入れないようにするためのフード。手作りです。
双眼装置は結構重いので微妙なピント合わせに苦労するときがあります。
それを解消するため、購入後に交換した微調整付きの接眼部です。
粗動と微動の2段階でピント合わせができる優れもので、これが付いてから一層使いやすくなりました。
これは、望遠鏡の狙いをつけるためのファインダー。
このファインダー、正立像でなく倒立像なのがちょっと残念です。
Celestron(セレストロン) C8-A (XLT) 天体望遠鏡 with StarBright XLT 91024-XLT
大きさも手頃で重くなく、双眼装置を使うときに最も多く愛用しています。
反射鏡の大きさは6インチ、つまり15センチメートルありますから、月面を見るには十分です。
木星や土星を観るにはもうちょっと高倍率が欲しいなという感じですが、映像が美しいので十分に楽しめます。
天の川の密集した星々や散開星団などを散歩気分で辿るときは、このようにモーター追尾でなくフリーストップの架台に載せ、あちこちに振り回して楽しんでいます。
これは、余分な光を筒の中に入れないようにするためのフード。手作りです。
双眼装置は結構重いので微妙なピント合わせに苦労するときがあります。
それを解消するため、購入後に交換した微調整付きの接眼部です。
粗動と微動の2段階でピント合わせができる優れもので、これが付いてから一層使いやすくなりました。
これは、望遠鏡の狙いをつけるためのファインダー。
このファインダー、正立像でなく倒立像なのがちょっと残念です。
Celestron(セレストロン) C8-A (XLT) 天体望遠鏡 with StarBright XLT 91024-XLT
タグ:反射望遠鏡 マクストフニュートン
2013-05-08 12:09
マクストフニュートンのコントラストはすばらしい [マクストフニュートン]
通常のニュートン式反射望遠鏡の変形のような形式になりますが、
「マクストフニュートン式」という反射望遠鏡があります。
通常のニュートン式反射望遠鏡の筒先はこうなっています。
筒先が開放で、ふさがっていません。
奥の方に光を反射して集める凹面鏡が見えています。
マクストフニュートン式の筒先はこうなっています。
筒先が内側に湾曲したレンズのようなものでふさがっています。
このレンズのようなもの(メニスカス補正板)が実はこの望遠鏡の味噌です。
決してほこり対策などではありません。
このガラス製の補正板が1枚付くことで、ニュートン式反射望遠鏡の性能がガラリと変わってしまうのです。
具体的にどう変わるのかは見え味の問題なので説明しずらいのですが、はっきりいえるのは次の2点でしょう。
・月や惑星を観た時のコントラストがあがること
・木星など惑星の表面の模様が濃く細かく見えるようになること
どちらも眼視用の望遠鏡にとっては大切な性能で、この変化によってマクストフニュートン式の望遠鏡は一味違う見え味を実現しています。
マクストフニュートン式が高性能な訳を書くと長くなるので別な機会にしますが、簡単に言えば、この形式にすることによって反射鏡の精度を画期的に上げることできるからということになるでしょうか。
低コストで高精度にできるのですから、見え方もクオリティーがあがるというわけです。
確かに初めてマクストフニュートン式を覗いた時は、それまで慣れてきたニュートン式とは明らかに違うヌケの良さに驚いたものです。
Celestron(セレストロン) C8-A (XLT) 天体望遠鏡 with StarBright XLT 91024-XLT
「マクストフニュートン式」という反射望遠鏡があります。
通常のニュートン式反射望遠鏡の筒先はこうなっています。
筒先が開放で、ふさがっていません。
奥の方に光を反射して集める凹面鏡が見えています。
マクストフニュートン式の筒先はこうなっています。
筒先が内側に湾曲したレンズのようなものでふさがっています。
このレンズのようなもの(メニスカス補正板)が実はこの望遠鏡の味噌です。
決してほこり対策などではありません。
このガラス製の補正板が1枚付くことで、ニュートン式反射望遠鏡の性能がガラリと変わってしまうのです。
具体的にどう変わるのかは見え味の問題なので説明しずらいのですが、はっきりいえるのは次の2点でしょう。
・月や惑星を観た時のコントラストがあがること
・木星など惑星の表面の模様が濃く細かく見えるようになること
どちらも眼視用の望遠鏡にとっては大切な性能で、この変化によってマクストフニュートン式の望遠鏡は一味違う見え味を実現しています。
マクストフニュートン式が高性能な訳を書くと長くなるので別な機会にしますが、簡単に言えば、この形式にすることによって反射鏡の精度を画期的に上げることできるからということになるでしょうか。
低コストで高精度にできるのですから、見え方もクオリティーがあがるというわけです。
確かに初めてマクストフニュートン式を覗いた時は、それまで慣れてきたニュートン式とは明らかに違うヌケの良さに驚いたものです。
Celestron(セレストロン) C8-A (XLT) 天体望遠鏡 with StarBright XLT 91024-XLT
2013-05-08 12:04